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魚市場前の岸壁に初水揚げされたサンマ=2024年11月5日、福島県いわき市の小名浜港、西堀岳路撮影

 水産庁は2日、今年のサンマの漁獲可能量を前年より約14%少ない9万5623トンにする計画を決めた。1997年から毎年設定してきた漁獲枠が10万トンを切るのは初めて。ここ数年は不漁続きで昨年の実績も4万トンに満たなかっただけに、影響は限定的とみられる。

 不漁が目立つ太平洋側のサバ類については、2025年漁期(7月~翌年6月)の漁獲可能量を前年より約6割減らして13万9千トンとする。23年の漁期の漁獲量は約10万8千トンだった。

 いずれの計画も、この日の水産政策審議会の分科会で了承を得た。今月中にも正式に確定して適用する。

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