9カ国・地域がサンマの資源管理について話し合う北太平洋漁業委員会は18日、今年の漁獲枠を当初予定から10%削減し、13.5万トンにすることで合意した。各国の交渉により設定していた漁獲枠を、今回からは資源調査に基づき自動的に算出することも決めた。
日本、カナダ、中国、EUなどが参加して、15日から大阪市で開かれていた。昨年の会合で、北太平洋の公海における2023年と24年の漁獲枠を、15万トンに設定していた。ただ、サンマの資源量が減っており、今回、追加的な規制を話し合った。
漁獲枠を自動的に算出する新ルールでは、変動幅を前年比で10%と設定した。今回これを適用し、13.5万トンになった。海域全体では、25万トンから22.5万トンとなる。
漁獲枠は近年、段階的に引き…