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 ザクザクとした食感を売りにする商品が増えている。かみ応えの良さなどが人気の理由で、菓子や揚げ物だけでなく、調味料や飲料でも新商品が相次いでいる。

 伊藤園が先月発売した野菜飲料「1日分の野菜 meal up ザクザクスムージー」はピューレ状にした30種類の野菜に、約2ミリに刻んだニンジンを加えた。消費者からの「食感や満足感のあるものを飲みたい」との要望に応えたという。

 エバラ食品工業は2月、焼き肉のたれ「焼肉ザクだれ」を発売した。フライドガーリックなどをオイルと合わせ、従来のたれより水分を減らすことで、ザクザク食感を強めた。野菜に混ぜたり、ご飯や豆腐にのせたりしてもおいしいという。

 キッコーマンこころダイニングの調味料「サクサクしょうゆアーモンド」は2018年の発売以来、160万個以上が売れた。フリーズドライのしょうゆに合わせたローストアーモンドやフライドオニオンなどの食感が人気だ。茶谷良和社長は「ザクザクという食感がやみつきになる」とコメント。ユーチューブなどで物を食べる音を流す動画が多いことを挙げ、「咀嚼(そしゃく)音に心地良さを感じる人も多いのでは」とする。(明楽麻子)

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