偉大な劇作家、ウィリアム・シェークスピア(1564―1616)は妻と不仲だったという言説が、長らくあった。だが、本当か。英ブリストル大の研究者が定説を覆す可能性のある分析をした。シェークスピアの誕生日にあたる23日、同大が発表した。
- シェークスピア研究にのめり込んだ 芥川賞作家の横顔
英イングランド、ストラトフォード・アポン・エイボン出身のシェークスピアは18歳の時、八つ年上で同郷のアン・ハサウェイと結婚した。
2人の間には3人の子が生まれたが、シェークスピアは20代で、キャリアのために家族を残してロンドンに転居したとされてきた。また、遺言書で妻に言及した部分は「2番目に良いベッドを妻に贈る」だけ。これらを理由として「夫妻は不仲だった」という見方が広がってきた。
だが、ブリストル大のマシュ…