シベリアにいたポーランド人孤児の来日100年記念式典であいさつする高円宮妃久子さま=2024年5月31日午前11時15分、東京都渋谷区広尾の福田会、北野隆一撮影
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 1920年代、シベリアに取り残されたポーランドの孤児らを日本で受け入れて100年たったことを記念したレリーフが、東京都渋谷区広尾の社会福祉法人「福田(ふくでん)会」に設置された。31日にレリーフの除幕式と記念式典があり、高円宮妃久子さまが出席した。

 久子さまは「世界で多数の争いが生じ、尊い命が犠牲になっていることに心が痛みます。友好の物語が人々の心に刻まれ、両国の絆が強くなるよう願います」とあいさつした。

 100年前に来日した孤児の子や孫ら38人がポーランドや米国、英国、カナダなどから来日。式典では、アンナ・ドマラツカさんが「日本で温かく歓迎してくださったことを子孫一同、心から感謝します」と述べた。

 第1次大戦当時、帝政ロシア…

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