モニターに映し出された、四川省の中国ジャイアントパンダ保護研究センターでササを食べるシャンシャン=2024年4月9日、中国大使館、黒田早織撮影
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 昨年2月に上野動物園から中国に返還されたジャイアントパンダ「シャンシャン」の様子をオンラインで中継するイベントが9日、中国大使館(東京都港区)であった。シャンシャンは少しずつ環境に慣れ、健康に暮らしているという。

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 イベントは同大使館が主催。中国滞在体験をつづる日本人向けの作文コンクールの入賞者らを招待し、関係者も含めて約200人が集まった。呉江浩駐日大使らはあいさつで「パンダは中日友好の使者だ」「日本の人は涙ながらにシャンシャンを見送った。中日両国の人々が仲良くできないわけがない」などと述べた。

 現在は四川省の中国ジャイアントパンダ保護研究センターで一般公開されているシャンシャン。この日はササを食べる姿がモニターに映されたほか、飼育員の趙蘭蘭さんが現在の健康状態などを解説した。

 シャンシャンが映ると、参加者は「かわいい!」「ちゃんと食べてるね」などと歓声をあげ、スマホで撮影していた。

「中国語も聞き取れるように」

 シャンシャンは当初、小さな…

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