シンガポールの国会議事堂。2016年撮影=ロイター

 シンガポール国会(一院制、定数93)が15日解散され、5月3日に総選挙を行うことになった。選挙管理当局が発表した。

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 地元紙ストレーツ・タイムズによると、ローレンス・ウォン首相の助言を受けて、ターマン・シャンムガラトナム大統領が国会を解散した。

 シンガポールでは昨年5月、建国の父リー・クアンユー初代首相の長男で20年間政権の座にあったリー・シェンロン首相(当時)が退任。副首相だったウォン氏が後継指名され、首相に就いた。

 シンガポールは1965年の独立以来、人民行動党による事実上の一党支配が続いている。ウォン氏にとっては首相就任後、初めての総選挙で、信任が問われる。

 前回2020年の総選挙では、人民行動党が83議席にとどまり、最大野党の労働党が過去最多の10議席を得て伸長した。

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