道立子ども総合医療・療育センターを訪れ、入院中の子どもや家族にソチ五輪の銅メダルを手渡して、記念撮影に応じるジェイソン・ブラウン選手(中央)=2025年4月8日午後3時31分、札幌市手稲区、加藤丈朗撮影

 米国のフィギュアスケーター、ジェイソン・ブラウン選手(30)が8日、札幌市の道立子ども総合医療・療育センターを訪れた。ジェイソンさんは、羽生結弦さんと同じコーチに師事。ソチ五輪では団体で銅メダルに輝いた。2014年から、難病の子どもたちと家族を支援するマクドナルド・ハウスのボランティアを続けている。

 センターは「ドナルド・マクドナルド・ハウス さっぽろ」の隣にある。ブラウン選手はハウスを訪問した後、子どもたちが入院するリハビリ室や病室を回った。「がんばって」と日本語で声をかけながら、子どもたちのリクエストに応じて、ジャンプやスピンを披露。間近で見るメダリストのジャンプに歓声があがった。

 ソチ五輪のメダルを持った子どもは「めっちゃ重いし、分厚い」と興奮気味に話し合っていた。サインをもらった子どもたちは「どこに飾ろうか」、「汚れないようにしなきゃ」などと喜んでいた。

 ブラウン選手は「成績がふるわない時も、ハウスでの家族のストーリーに心動かされ、元気をもらえる。スケートをする上での大切な原動力になっている」と話した。

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