米中両国による「トランプ関税」をめぐる高官協議は11日、スイスでの交渉2日目を迎えた。前日の交渉内容は明らかになっていないが、トランプ米大統領は協議後、「大きな進展があった」と自身のSNSに投稿。「完全なるリセット」が交渉されたともつづり、緊張緩和への期待をにじませた。
今回の交渉は11日まで2日間の予定。米国が中国に145%の追加関税をかける一方、中国の対米報復関税が125%に達して約1カ月のタイミングで開かれた。米メディアによると、初日の10日午前に始まった協議は昼食を挟んで夜まで続き、交渉は少なくとも8時間に及んだとされる。
両政府は初日の議論の内容について一切発表していない。ただトランプ氏は協議終了後の10日夜、「有意義な会談だった」とSNSに投稿。「多くの議題が議論され、多くの点で合意が得られた」と記した。
投稿では、「友好的な雰囲気…