三森健太朗さん(左)。3日には大井川和彦知事を表敬訪問した=2024年7月3日午後2時27分、茨城県庁、宮廻潤子撮影

 【茨城】スウェーデン王立バレエ団のプリンシパル(最高位のバレエダンサー)を日本人男性で初めて務める、水戸市出身の三森健太朗さん(26)が7日、5年ぶりに同市内で公演する。

 三森さんは、姉や兄の影響で4歳から市内のバレエ教室に通い、高校1年の冬、16歳でドイツのバレエスクールに入学した。2017年に卒業後、現存するバレエ団としては世界で4番目に古い同バレエ団に入団。22年12月、25歳でプリンシパルに抜擢(ばってき)された。

 現在はバレエ団の拠点があるストックホルムを中心に活躍している。今回はバレエ団の休演期間を利用して帰国中で、7日に水戸芸術館で開催される「水戸市芸術祭バレエフェスティバル」にゲストダンサーとして出演するほか、東京都内などでも舞台に立つ予定だ。

 三森さんは「強みである安定した回転に、繊細さを兼ね備えたダンサーになりたい。県民のみなさんにもクラシックバレエを知ってもらえれば」と話している。(宮廻潤子)

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