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【動画】札幌市円山動物園で「オランウータンとボルネオの森」完成=原知恵子撮影

円山動物園に誕生した新施設「オランウータンとボルネオの森」。動物福祉に配慮した設計だ=2024年5月21日、札幌市中央区、原知恵子撮影
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 一歩足を踏み入れると、そこはまるで東南アジア・ボルネオ島の森! 熱帯性植物が生い茂り、湿度はムンムン。1日に3~4回、「スコール」まで降る。オランウータンたちはツタ代わりのロープで高所から高所へ。躍動に目を奪われていると、自然光が差し込んできた。足元はウッドチップでやわらかい。

 円山動物園(札幌市)のオランウータン舎が新たに完成し、21日、一般公開が始まった。この日は母子のレンボー(メス、25歳)と令斗(オス、4歳)が仲のよさそうな姿を見せていた。

 新施設「オランウータンとボルネオの森」は1977年に建てられた「類人猿館」の老朽化に伴い、約13億円かけて建設された。

 旧施設に比べ、広さは3倍(約1300平方メートル)、高さは2倍(8m)。木の上での生活を基本とするオランウータンが生き生きと暮らし、本来の行動を引き出せるよう設計した。

「動物福祉」最大限配慮 光の入り方にも工夫

 園によると、オランウータン…

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