川崎市川崎区の住宅から女性(20)が遺体で発見された事件では、元交際相手の男(27)=死体遺棄容疑で逮捕=とのトラブルについて、警察は女性側から何度も相談を受けていた。
ストーカー対策はこれまでに3度の法改正を経るなど徐々に強化されているが、警察は通常、被害者からの相談にどう対応しているのだろうか。
警察庁によると、警察が恋愛感情のもつれによる暴力事案などの相談を受けた場合、署長や警察本部が情報を共有した上で危険性や切迫性を判断している。警察庁が特に着目するように指示しているのは、被害者に危害を加えるような言動や、被害者に接近しようとする行為がないか、加害者の所在が不明になっていないか――などだ。
警察がこれらの情報を入力す…