スバルが増設した開発拠点=2025年2月26日午後3時51分、東京都渋谷区の「WeWork渋谷スクランブルスクエア」、松岡大将撮影

 スバルは自動運転などの開発拠点を東京都内に増設し、26日に報道陣に初公開した。新たな拠点はIT企業が多く集まる渋谷区に設けた。他社と交流を図ったり人材を集めやすくしたりする狙いがあるという。

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 拠点は、シェアオフィスの「WeWork渋谷スクランブルスクエア」の中に設けた。7フロアあるうちの一画の約190平方メートルを使い、システムやソフトウェアなどの開発にあたる。最大80人ほどが働けるという。

 スバルは2020年、衝突防止などの運転支援システム「アイサイト」の能力を高めようと、AI(人工知能)の開発拠点「スバルラボ」を渋谷区内の別のシェアオフィスに設けていた。

 拠点を増設することで、業界で不足しているとされるIT人材の採用を強化する。柴田英司所長は「車会社で働いてみたいエンジニアを集めるため、新拠点をフル活用したい」と話した。

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