イーロン・マスク氏が創業した米宇宙企業スペースXは19日、史上最大のロケット「スーパーヘビー」と宇宙船「スターシップ」の6回目の無人飛行試験を実施した。前回に続き打ち上げたロケットを発射地点に戻して発射台のアームで「キャッチ」する予定だったが、断念。2回連続の成功とはならなかった。今年に入り試験頻度を上げて開発を進めていた。
- スペースXロケット打ち上げ後、地上で「キャッチ」に初めて成功
ロケットと宇宙船は米中部時間19日午後4時ごろ(日本時間20日午前7時ごろ)、同社が拠点としているテキサス州ボカチカの「スターベース」で打ち上げられた。トランプ次期大統領もマスク氏とともに現地で打ち上げを見守った。
スペースXの中継映像によると、打ち上げ後、宇宙船から切り離されたロケットは地球に戻り、メキシコ湾に着水した。発射地点に戻ってきて、「箸」のようなアームがロケットをつかまえる計画だった。
打ち上げられた宇宙船は宇宙…