スマートフォンに表示されたスポットワークのアプリの画面

 単発・短時間の仕事「スポットワーク(スキマバイト)」で起きている企業による一方的なキャンセルなどの問題を受け、厚生労働省が企業向けに作成した労務管理指針の素案が判明した。働き手と企業のマッチング時点で労働契約が成立するなどの見解を明示。成立後のキャンセルや通勤時のけがから、働き手を守る狙いがある。

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 スポットワークは、スマートフォンのアプリに企業が求人情報を登録し、働き手がそれに応募することで面接無しでマッチングが成立する。ただ、主なアプリ事業者は、実際に働く直前まで労働契約が成立しないとの立場で、働き手が出勤時にQRコードを読み込むことで労働契約を締結するなどと定め、企業都合でキャンセルされても働き手が補償を受けられないなどの問題が起きていた。

 こうした事態を受け、厚労省…

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