スマートニュースが始めた新機能「スマニューAIまとめ」の提供を始めた。複数のメディアのニュース記事をAIで要約して並べ、一本の記事を構成する=五十嵐大介撮影

 メディア各社の記事を配信するスマートニュースが、生成AI(人工知能)で配信記事を要約する新機能「スマニューAIまとめ」の提供を始めた。生成AIはニュースの届け方や読み方をどう変えるのか。同社の日本のプロダクト責任者である村上臣氏とメディアビジネス責任者の洪錫永(ホンランドン)氏に聞いた。

 ――AIで生成した複数の要約記事をつないで一つのニュースにまとめる新機能の狙いは?

 村上氏「ニュースを多角的に伝えるナラティブ(語り)を強化し、記事のリストよりもニュースを読みたくなる好奇心を刺激する狙いだ。利用者が興味を駆り立てられる体験を提供したいと考えている。まとめページではさらに、ニュースのポイントを示したり、強調部分に下線を引いたりして、読みやすくすることに心を砕いた」

 「もともとスマニューはAIの機械学習を使い、利用者ごとに最適化したニュースフィード(記事見出しのリスト)を提示してきた。だが、リストだけ見て記事本文を読まず、アプリを離れる人がいる。ニュースへの興味の架け橋を増やす必要があると考えた」

 ――ニュース離れは深刻ですか?

 洪氏(以下、洪)「最初から…

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