米アップルは9日、新型スマートフォンのiPhone(アイフォーン)「17」シリーズを発表した。薄いデザインの新タイプ「Air(エア)」も投入。AI(人工知能)開発の遅れが指摘されてきたが、大きな刷新は見られなかった。スマホ市場で首位の座を守ってきたアップルに、AIの進化で思わぬライバルも現れつつある。
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目玉のエアは、厚さ5.6ミリとアップル史上で最も薄い。iPhoneの新しい設計の機種を投入するのは数年ぶりとなる。薄くても耐久性を高め、従来より傷やひび割れに強くなったという。自社設計の半導体を搭載し、電力効率も高めた。
ティム・クック最高経営責任者(CEO)は「完全なゲームチェンジャーだ」と語った。
アップルは、トランプ米政権による対中関税の影響を避けるため、米国で販売するiPhoneの生産を中国からインドに移してきた。コスト高になったことで、今回の発表で値上げも予想されたが、価格はほぼ据え置いた。
SIMカードは使えず
日本では、エアは税込み15…