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滋賀県警本部=大津市

 滋賀県警彦根署は9日、スーパーの金庫から現金計約7500万円を盗んだとして、彦根市小泉町の派遣社員、久木美穂容疑者(44)を窃盗容疑で再逮捕し、発表した。容疑を認め「SNS型投資詐欺の被害にあい、その穴埋めのために金を盗んだ」と供述しているという。

 署によると、久木容疑者は2023年11月8日~24年2月18日、豊郷町にある店内の金庫から三十数回にわたり現金を盗んだ疑いがある。久木容疑者は当時、店のレジ係の責任者で、金庫の開け方を知っていたとみられる。

 店側は昨年3月に被害届を提出。その際の聞き取りに、久木容疑者は「投資の資金が必要になり、金庫から金を借りたのがきっかけ」と説明。その後、うその投資話でだまされていたことに気付いたという。

 久木容疑者は5月20日、同店の金庫から現金250万円を盗んだとして窃盗容疑で逮捕されていた。

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