セブン&アイ・ホールディングスの株主総会が27日に開かれ、スティーブン・デイカス新社長(64)ら13人の取締役の選任案が可決された。初の外国人社長となるデイカス氏の新経営体制の下で、カナダ企業からの買収提案に対抗するため成長を目指していく。
今回の総会で株主提案はなかった。会社提案は取締役選任案のほか、取締役の報酬額改定など計7議案で全て可決された。総会後の取締役会を経て、代表権のある会長に創業家出身で副社長だった伊藤順朗氏(66)が、社外取締役には元ファミリーマート社長の沢田貴司氏(67)や、松屋会長の秋田正紀氏(66)らが就任した。
セブンは昨年、カナダのコン…