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セブン―イレブンが力を入れる低価格商品「うれしい値!」シリーズのおにぎりが置かれた売り場=セブン&アイ・ホールディングス提供

 コンビニ大手セブン―イレブン・ジャパンは3日、手頃な価格の「うれしい値!」シリーズの商品を、8月末時点の約20品目から、9月末までに約270品に増やすと発表した。物価上昇などで消費者の節約志向が高まっていることへの対応だという。セブン―イレブンは大手コンビニの中では高価格帯の商品を充実させてきたが、その路線を一部変更する形だ。

 弁当では「五目炒飯(チャーハン)」「麻婆丼」「バターチキンカレー」をリニューアルし、いずれも税込み348円で3日から売り出した。工場のオートメーション化や、製造工場の集約で、価格を抑えたという。

 セブン―イレブンはこれまで、他のコンビニに比べて高級なプライベートブランド「セブンゴールド」などに力を入れてきた。この日の会見で担当者は「弊社の商品が割高というイメージがある」と説明。「来店頻度が従来より落ちているお客さんに頻度を上げてもらいたい」と話した。(岩沢志気)

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