セブン&アイ・ホールディングスのロゴマーク

 セブン銀行は19日、最大で524億円を投じて、親会社のセブン&アイ・ホールディングスグループなどが保有する自社株を買うと発表した。これにより、セブン&アイの出資比率は39.9%に下がり、セブン銀は連結対象から外れて持ち分法適用会社となる。

 セブン銀は20日に自社株買いを実施する。自己株式を除く、発行済み株式総数の17.0%にあたる2億株を上限とする。

 セブン&アイグループでは傘下企業3社が持つ株式が対象で、保有割合は3月末時点で、セブン―イレブン・ジャパンが38.59%、イトーヨーカ堂が3.99%、ヨークベニマルが3.82%。セブン―イレブンから保有株の一部を、ヨーカ堂とベニマルから全部を買う。

 セブン&アイは、カナダ企業から買収提案を受けており、対抗するため、コンビニ事業に集中して企業価値を高める方針としている。その一環として3月に、セブン銀の株式保有比率を40%未満に引き下げ、非連結化する方針を発表していた。

 セブン&アイは19日、「(…

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