ウクライナのゼレンスキー大統領は25日、北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議が開かれたオランダ・ハーグで、米国のトランプ大統領と会談した。国営通信ウクルインフォルムが伝えた。侵攻を続けるロシアに対し、圧力を強化するよう訴えたとみられる。
今回の首脳会議は、ウクライナにとって成果が乏しいことが事前にわかっていた。
首脳同士が対等に話す「NATO・ウクライナ理事会」は過去2年から一転して開催されず、ウクライナが熱望するNATO加盟が前進する気配もない。採択された首脳宣言はトランプ氏の意向に沿うように、ロシアによる侵攻を非難せず、ウクライナ支援への言及も限定的なものとなった。
ゼレンスキー氏は先週、主要…