トランプ米大統領は25日、ウクライナのゼレンスキー大統領が28日に訪米すると明らかにした。米国の支援とウクライナの希少資源を取引する協定に署名するという。
ホワイトハウスで記者団に「金曜日に来ると聞いた。そうしたいなら構わない。私と署名したいそうだ。これは大きな取引だ」と語った。複数の欧米メディアは25日、両国が取引案について合意したと報じた。英紙フィナンシャル・タイムズはウクライナ政府関係者の話として、米国が資源開発から得られる5千億ドルの権益に関する要求を取り下げたことで、ウクライナ側が、石油や天然ガスを含む鉱物資源の共同開発に関する協定に署名する準備が整った、と報じた。
同紙によると、取引案にはウクライナ側が当初求めていた、ウクライナの安全保障の確保に関する明確な取り決めがない。それでもウクライナ当局は、修正後の取引は当初の案よりは有利だと判断。この協定が、トランプ政権との関係改善と、ウクライナの長期的な安全への米国の関与につながりうるものとして期待しているという。
トランプ氏は取引案について…