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キーウで2024年11月21日、ウクライナの親欧州連合(EU)派の大規模デモから10年を迎え、関連行事に参加したゼレンスキー大統領。大統領府提供=ロイター

 ウクライナのゼレンスキー大統領は、現在ウクライナが支配する地域が「北大西洋条約機構(NATO)の傘の下」に守られることになれば、停戦が実現する可能性を示唆した。英スカイニュースが29日夜、インタビューを放送した。

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 ロシア側はNATO加盟を諦めることを停戦条件としている。ゼレンスキー氏の発言はそれに反対しつつ、ウクライナが軍事的、外交的に厳しい状況のなかで一定の妥協をする構えを見せたものだ。

 ウクライナは現在、全領土の約2割をロシアに制圧され、東部ではここ数カ月、ロシアの進軍スピードが速まっている。

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