ウクライナのゼレンスキー大統領とトランプ米大統領は12日、電話で協議をしたとそれぞれ発表した。協議は、トランプ氏がロシアのプーチン大統領と電話で協議した後で、トランプ氏がゼレンスキー氏に内容を報告したとみられる。SNSへの投稿でゼレンスキー氏は「ウクライナほど平和を望んでいる国はない」とし、トランプ氏もロシアとウクライナの和平に向けた協議が進むべきだとした。
ゼレンスキー氏によると、トランプ氏とは和平について時間をかけて協議したほか、ウクライナと米国が実務者レベルで作業にあたることについて話し合ったという。トランプ氏がこうした共同作業に関心を示したとして、感謝を表明した。
ゼレンスキー氏は「米国とともに、ロシアの侵略を止め、持続する安定した平和を確実にする次のステップを描き出す」と記した。
ほかにも、ゼレンスキー氏がウクライナ訪問中のベッセント米財務長官と協議した内容について討議。話題は、安全保障や経済、資源協力などに関する両国間の新しい文書を用意することも及んだという。ゼレンスキー氏は昨年10月に公表した「勝利計画」で国内資源開発で支援国と特別協定を結ぶことを打ち出し、トランプ氏は米国のウクライナ支援に対する見返りとして同国のレアアースに関心を示している。
一方、トランプ氏もSNSへ…