米大統領選の共和党候補トランプ前大統領側と、ウクライナのゼレンスキー大統領との間で、亀裂が深まっている。批判の応酬となり、ゼレンスキー政権が「民主党寄りだ」と憤る共和党は、ウクライナの駐米大使の解任を要求。訪米中のゼレンスキー氏とトランプ氏の会談も実現が見通せなくなっている。
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「建物は倒れ、街は消えた。我々は（ロシアとの）取引を拒否する男に何十億ドルも与え続けている。これまでどんな取引でも結べていたら、現状よりマシだっただろう」
トランプ氏は25日、ノースカロライナ州での演説でこう述べた。ロシアに妥協しない姿勢を貫くゼレンスキー氏を批判したものだ。前日にはジョージア州で、ロシア側の戦力を「ヒトラーもナポレオンも打ち負かした」と称賛。ウクライナの勝利に疑問を投げかけた。
トランプ氏は戦争の早期終結…
