韓国の尹錫悦（ユンソンニョル）大統領を罷免（ひめん）するかどうかの判断が憲法裁判所によって言い渡される4日を前に、ソウル中心部にある憲法裁の周囲が警察車両や機動隊員らで包囲され、厳戒態勢となっている。言い渡しの当日は周辺で尹氏罷免の賛成派と反対派の双方が集会を開くなど混乱が予想されることから、博物館や学校は休館、休校の措置をとるという。
2日、同裁判所の周囲は警察車両がすき間なく配置され、検問が実施されていた。尹氏の支持者らは半径100メートル以内に入ることが禁じられ、迂回（うかい）経路を警察官に尋ねる観光客らの姿も散見された。すぐ近くの観光名所・仁寺洞（インサドン）で土産店を営む男性店主は「商売にならない」となげいた。
過去に警察と衝突、死者も
2017年に現職大統領だっ…
