ソニー、ブルーレイディスクの生産終了　MDも30年超の歴史に幕

　ソニーグループは23日、ブルーレイディスクとミニディスク（MD）、ミニDVカセットの全モデルを2月に生産終了すると発表した。個人向けは在庫がなくなり次第、販売を終了する。

　近年は、データの保存先が物理的な記録メディアからインターネット上のクラウドストレージに移行。ネット上で映画や音楽を配信するストリーミングサービスも普及しており、成長が見込みにくいと判断した。

　同社はMDを1992年から、ビデオカメラに使われるミニDVを95年から、現行タイプのブルーレイディスクは2006年から販売してきた。

　記録メディアを生産する同社の子会社は昨年6月、ブルーレイディスクなどの光ディスク事業から順次撤退し、データセンターなどで使われる磁気テープに経営資源を集中すると明らかにしていた。