対話型AI(人工知能)「チャットGPT」に29日、新たな機能「学習モード」が導入された。すぐに答えを示さず、利用者に対してヒントやクイズを出すことで、能動的な学びを促すという。
米オープンAIの発表によると、大学生が課題を解いたり、試験勉強をしたりすることを想定し、教員や科学者、学生と協力して開発した。チャットGPTは大学生の3人に1人が使っているとされるが、その便利さゆえに、利用者の理解力や思考力を低下させかねないとの懸念も根強い。
学習モードでは、利用者の質問にヒントや問いかけを組み合わせて答える。記者が試しに「『AIと現代社会』をテーマに2千字で論文を書いて」と頼むと、「主張をはっきり立てる、それとも現状を説明する?」「すでに内容や考えている構成はある?」「何も決まっていないなら、基本的な構成を提案するところから一緒に始めよう。どうする?」などの返事があった。
また、記者が「わからないか…