(16日、第107回全国高校野球選手権香川大会2回戦 三本松6―3高松西)
4点を追いかける高松西は五回裏、無死二塁のチャンスを迎えた。打席に立った捕手の丸山怜位選手(3年)は、二回に自身の捕逸をきっかけに失点につながったこともあり、挽回(ばんかい)のチャンスをうかがっていた。
「とにかく次につなごう」
センター前へ運んでチャンスを広げ、その後、相手の失策の間に1点を返すことができた。
新チームになってから公式戦初安打。六回にも適時打を放ち、勢いづいたチームは1点差まで詰め寄った。
最後は相手に突き放され、敗れた。それでも、「チームが目指す全員野球ができた」と晴れやかな顔で話した。