米カリフォルニア州サンタモニカにあるテスラのショールームの前で2025年3月29日、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)とトランプ米大統領に抗議する人たち=AP

 電気自動車(EV)大手テスラは22日、2025年1~3月期の決算について、本業のもうけを示す営業利益が前年同期と比べて66%減の3億9900万ドル(約560億円)になったと発表した。トランプ米政権に加わり、政府効率化省(DOGE)を率いるイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)への反発の高まりが販売減につながり、経営への打撃となった。マスク氏はDOGEへの関与を減らす意向を示した。

 売上高は前年同期比9%減の193億3500万ドルで、自動車関連の売上高は同20%減の139億6700万ドルだった。マスク氏は22日の決算説明会で、5月からDOGEにかける時間が「大きく減る」と話し、テスラの経営により力を入れる考えを示した。トランプ大統領が求めれば、週に1~2日は政府の仕事に時間を使うという。

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