米電気自動車(EV)大手のテスラは、走行中に外装のパネルの一部がはずれて事故が起きる可能性があるとして、「サイバートラック」約4万6千台をリコール(回収・無償修理)する。事故は確認されていないという。
米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)が明らかにした。対象は、2023年11月から今年2月までに製造された車両。この車種では、米国でこれまでに販売された、ほぼすべての車両が対象となるとみられる。主力モデルに比べると販売台数は少なく、経営への直接の影響は小さいとの見方がある。
ただ、トランプ米政権の中枢に入ったイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が政府職員の人員削減の旗振り役となっていることやその政治的な発言などへの反発から、全米で不買運動や抗議が続いている。今回のリコールが、テスラにとってさらなる打撃となる可能性もある。
サイバートラックは角張った…