コンプライアンス違反を理由に活動を休止している元TOKIOの国分太一さんを巡り、テレビ東京は3日、国分さんのハラスメント行為を示唆する内容の匿名の投書が2月に届き、それを受けた調査を行っていたことを明らかにした。
定例記者会見で、吉次弘志社長が説明した。吉次社長によると、投書を確認後、第三者の弁護士に依頼して、国分さん本人やテレビ東京の社員、制作会社に調査を行った。その結果、投書に書かれていたような事案は確認できなかったという。
先月20日、国分さんが複数のコンプライアンス違反を理由に活動休止したことを受けて、再度対象を広げた調査を行っているが、「現段階では対応しなければいけないような事案は確認されていない」としている。
吉次社長によると、テレビ東京は先月19日、国分さんが活動休止するとSTARTO ENTERTAINMENT社とTOKIO社から報告を受けた。一方で、活動休止の理由となったコンプライアンス違反の内容については、現在も知らされていないという。
テレビ東京では、7月9日放送の「テレ東音楽祭2025～夏～」で国分さんがMCを務める予定だったが、活動休止を受けて降板に。レギュラー出演していた「男子ごはん」（日曜午前11時）については、放送見合わせが続いており、番組の今後について中川尚嗣取締役は会見で「総合的な判断をして今後を決めていきたい」と説明した。
