【動画】名古屋駅を出発する「Wonderful Dreams Shinkansen」=辻健治撮影

ディズニー映画「アナと雪の女王」や「ピーター・パン」などのキャラクターをあしらった東海道新幹線の特別塗装車両に乗車する人たち=2025年2月21日午前6時34分、JR名古屋駅、溝脇正撮影

 ディズニー映画「アナと雪の女王」や「ピーター・パン」などのキャラクターをあしらった東海道新幹線の特別塗装車両「Wonderful Dreams Shinkansen」の運行が21日、始まった。午前6時43分に出発した名古屋発東京行きの一番列車は、指定席の約8割が予約されたといい、多くのファンが乗り込んだ。

 JR東海とオリエンタルランドの協業で、東京ディズニーシー(千葉県浦安市)の新エリア「ファンタジースプリングス」のPRと、新幹線を利用した集客につなげるのが狙い。JR東海によると、開業60年を迎えた東海道新幹線で特別塗装を施すのは今回が初めて。

 N700Aの16両編成は車両ごとにデザインが異なり、側面には水色や紫、緑などのイメージカラーを採用。乗降口付近に「アナ雪」のアナとエルサを始めとしたキャラクターが描かれている。

 また、内装にはヘッドカバーやテーブルに特別仕様のデザインがされたほか、車内案内のメロディーとして映画「塔の上のラプンツェル」の楽曲が流れる。

 名古屋市守山区の会社員男性(27)は、出勤前に一番列車の見送りに訪れた。「今日は仕事で乗ることはできないけど、ゆっくり車両を見たかった」。ミッキーマウスがデザインされたマフラー姿で車両を撮影。「ディズニーも新幹線も好きなので最高。やっと地元にもこういう列車が来てくれた」と声を弾ませた。

 特別塗装は1編成のみで、東京―新大阪間の「ひかり」と「こだま」を中心に今年9月中旬まで運行する予定。JR東海は専用サイト(https://recommend.jr-central.co.jp/wdshinkansen/)で運行日程を公開している。

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