デジタル聴診器の使用イメージ

 心音をセンサーで読み取る「デジタル聴診器」を検診に活用する実証実験を、群馬大学が4月からスタートする。データを解析するAI(人工知能)の精度が上がれば学校での検診などに活用できるほか、労働時間が問題となっている医師の負担軽減にもつながる可能性がある。国内では初の取り組みで、関係者は期待を寄せている。

 デジタル聴診器は手のひらサイズで、重さ300グラムほど。仰向けに横になった状態で、胸の上に載せて使用する。約8秒で心音のデータを取得し、パソコンに送信。パソコンに搭載したAIが解析し、1分ほどで結果が出るという。

 これまでデジタル聴診器は…

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