フォーラムの最後に、参加者一人ひとりが自分のできることを書き込んだ紙がボードに貼られた。内容を読み上げながら、参加者に今後の行動を呼びかけるデートDV防止全国ネットワークの阿部真紀事務局長=2025年3月9日午後4時28分、東京都渋谷区、大久保真紀撮影

 交際経験のある中高生の4割がデートDVの被害を経験し、加害経験がある子どもも4人に1人いることが、NPO「デートDV防止全国ネットワーク」の意識調査でわかった。3月9日に東京都内で開かれた第12回デートDV防止スプリング・フォーラムで公表された。

 調査は2024年11~12月に、関東、中部、九州地方の中学2校、高校5校に通う生徒に対して、予防教育の受講前にオンラインで実施し、965人が回答した。

 そのうち、交際経験があると答えた442人(女子225人、男子211人、答えたくないなど6人)にデートDVの被害と加害の経験を聞いた。

 具体的な暴力の内容は、行動…

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