【動画】悪石島で震度4の地震直後、港近くの崖から砂煙が上がる様子=野村英樹さん撮影
鹿児島県のトカラ列島で6月21日から始まった群発地震は11日間で700回を超えた。30日夕には悪石島で最大震度5弱の地震も観測。同島島民は疲れ切った表情を見せた。
トカラ列島の地震は21日から7月1日午前10時までで、736回(最大震度5弱が1回、4が11回、3が44回、2が183回、1が497回)となっている。
仕事で島を訪れていた名古屋市の野村英樹さんは測量の仕事で6月29日朝に島に入ったといい、同午前10時14分ごろ、港で休憩中に震度4の地震に遭遇。対岸を見ると、パラパラと音を立てて崖から石が崩れ落ち、砂煙があがっており、その様子をスマホに記録した。火の始末や落ちついた行動を呼びかける防災無線が鳴り響いていたという。
悪石島では、震度5弱を観測した後も地震が続いており、7月1日も震度4などの地震が続いている。