鹿児島県・トカラ列島での群発地震で、十島村の久保源一郎村長は10日、鹿児島市内の村役場で会見し、島外に避難した悪石島と小宝島の住人について、避難解除の新たな基準を発表した。当初示していた「1週間程度での帰島」は断念した。避難後も強い揺れの地震が続いたため。
島外避難は希望者を対象に4日から始まり、第3陣までで両島の計64人が避難。11日が帰島の目安だった。
久保村長は、新たな避難解除の基準に「震度4以上の地震が5日間以上発生しない」を提示。「ある程度の目標がある方が明るい展望があると考えた」という。今後、避難住民の健康状態のチェックと帰島の意向確認を進める。
示した基準は、2021年の…