インドの街中を走るトヨタ車=2023年2月22日、インド南部・ベンガルール

 トヨタ自動車がインドで4カ所目となる完成車工場を建設する方針であることがわかった。インドでは近年、トヨタ車の販売が伸びており、2026年には3カ所目となる工場の稼働も控えている。中国、米国に次ぐ、世界3位の自動車市場であるインドへの投資を加速させ、成長を取り込む。

 建設を計画しているのは、インド西部のマハーラーシュトラ州。関係者によると、年10万台規模で生産を始め、順次拡大する。トヨタは州政府と新工場検討に関する基本合意書を昨年結んでおり、生産する車種や着工時期などの詳細を詰めている。

 トヨタは現在、インド南部カルナータカ州のベンガルール郊外で、約330億ルピー(約560億円)を投じて3カ所目の工場を整備している。3工場の合計の生産能力は年間40万台超となる。

関係者「アフリカなどへの輸出拠点にも」

 4カ所目の工場をつくる背景…

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