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トヨタ自動車の社旗=愛知県豊田市

 トヨタ自動車は、チェコの工場を拡張し、電気自動車(EV)とEV用電池を生産すると発表した。新たな塗装や金属加工ラインの増設を含め、6億8千万ユーロ(約1200億円)を投じる。同社が欧州でEVを生産するのは初めてとなる。

 2028年ごろに稼働する見通し。チェコ政府は電池組み立て専用施設への補助金として、6400万ユーロを支給する。

 トヨタはチェコの工場で、小型車「ヤリス」などを年間約22万台生産している。同社は欧州でEVの品ぞろえを増やし、26~27年ごろにはEVの販売比率が2割ほどに高まると見込む。現地生産により、コストの抑制をはかる。

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