音楽産業の業界団体「カルチャーアンドエンタテインメント産業振興会(CEIPA)」とトヨタグループは25日、「MUSIC WAYプロジェクト」を始めると発表した。若手アーティストの世界進出を支援するねらいで、トヨタは金銭面や施設の供与などでプロジェクトを支える。
CEIPAは日本レコード協会や日本音楽制作者連盟など主要な音楽5団体が2023年12月に設立した。
今回のプロジェクトは「人づくり」と「場づくり」の2本柱。
「人づくり」では、音楽業界を志望する学生が業界の専門家と直接つながってリアルな知識を得られる講座などを開設する。さらに、欧州やアジアなど海外のトップクリエーターと日本のクリエーターがチームを結成し、グローバル市場で採用されるような楽曲作りに挑む「キャンプ」も開く。
「場づくり」では、世界各都市にあるトヨタの関連施設と連携して、日本の若手アーティストが参加するライブの「見本市」を開く。さらに、トヨタが東京都江東区に今秋開設する多目的アリーナ「TOYOTA ARENA TOKYO」を若手の売り出しへ活用することも検討する。