曲がる方向の路面を矢印形のライトで照らす新機能のイメージ=トヨタ自動車提供

 トヨタ自動車は23日、事故防止に役立つ新機能を備えた国内向けのスポーツ用多目的車(SUV)「カローラクロス」の改良型を発売した。ウィンカーを出す方向に合わせて矢印形のライトを路面に映し出す機能を一部の高価格タイプに備えた。同社によると、自動車メーカーとしては初めての取り組みという。

 走行音が静かなHVだが、曲がる方向をよりわかりやすく周囲に伝えることで事故防止につなげる狙いがある。国内では、カローラクロスを発売した2021年以来、4年ぶりの改良となる。

 今回の改良にあわせて、ガソリン車を廃止し、ハイブリッド車(HV)に一本化した。国内で登録されているカローラシリーズは昨年時点で86%をHVが占める。ガソリン車はスポーツカー仕様の「GRカローラ」の1車種だけとなった。

 1966年に発売されたカロ…

共有
Exit mobile version