トランプ米大統領は21日、イランの核施設3カ所を空爆したとSNSに投稿した。イスラエルによるイランへの軍事作戦から距離を置いてきたが、方針を転換して直接的な攻撃に踏み切った。イランをめぐる中東情勢は重大局面に突入した。
投稿によると、攻撃したのはフォルドゥ、ナタンズ、イスファハンの3カ所。「攻撃は非常に成功し、完了した」としている。すでにすべての米軍機はイランの空域外に出て、「安全に帰還途中にある」という。主要なウラン濃縮施設として知られるフォルドゥについては「搭載できる限りの爆弾を投下した」としている。「偉大な米国の軍人たちに祝辞を贈る。世界中でこの任務を遂行できる軍隊は他にない。今こそ平和のときだ!」と主張した。
トランプ氏は米東部時間21日午後10時(日本時間22日午前11時)から国民向けに演説する。別の投稿では、「米国、イスラエル、そして世界にとって歴史的な瞬間だ。イランは、この戦争の終結に同意しなければならない」とも訴えた。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、フォルドゥの空爆には米国製の大型特殊爆弾「バンカーバスター」が使われ、初期評価では施設は使用不能になったという。
イラン側が何らかの反撃に出…