トランプ米大統領は3日、輸入する鉄鋼とアルミニウムにかけている関税を、現在の25%から2倍の50%に引き上げるよう命じる文書に署名した。4日午前0時1分（日本時間4日午後1時1分）に発効する。一方、関税交渉が合意に達した英国については、倍増の対象外とした。
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トランプ氏は兵器や工業品などに幅広く使われる鉄鋼やアルミの自国生産を重視する。署名した文書では、安価な海外製鉄鋼などの流入が続いており、米国の国家安全保障上のリスクになり得ると認定。関税を更に引き上げ、米国における鉄・アルミ生産の保護を強める。
5月に関税交渉が妥結した英国に対しては、税率を25%で据え置く。交渉での合意に従って、7月9日以降に税率を調整する可能性にも言及した。一定の英国製の鉄・アルミ製品に限り、25%より低い税率での受け入れを決める可能性がある。
トランプ政権は現在、鉄鋼…
