トランプ米政権が、国外での人道支援などの対外援助を一時停止した。大統領令に基づき、「米国第一」の外交政策に一致するかを検証するためだとしている。米国は世界最大の対外援助の提供国。国連や支援団体などからは、命に関わる支援に影響が出る恐れがあるとして懸念の声が出ている。
国務省は26日の声明で、同省や国際開発局(USAID)による対外援助のための資金提供を停止し、対外援助プログラムについて見直しを始めたと明らかにした。
トランプ大統領は就任初日の20日に署名した大統領令で、「大統領の外交政策と完全に一致しない場合には、対外援助にこれ以上支出しない」として対外援助プログラムの効率性や、外交政策との整合性を見直すよう指示。諸外国やNGO(非政府組織)、国際機関などへの資金提供を90日間、停止するよう命じていた。
ルビオ国務長官は22日付の…