2025年2月14日、米ホワイトハウスの執務室で大統領令に署名したトランプ大統領=ロイター

 米ホワイトハウス高官は14日、メキシコ湾を「アメリカ湾」とするトランプ政権の改称に従わないことを理由に、AP通信に対して、今後も大統領執務室や大統領専用機での取材を認めないことを明らかにした。報道の自由の侵害だとの批判が起きるなか、ホワイトハウスは「出入り禁止」を継続する方針だ。

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 ホワイトハウスのブドウィッチ次席補佐官はX(旧ツイッター)への投稿で、AP通信がアメリカ湾への改称に従わないことは「誤情報」であり「無責任で不誠実な報道」だと批判。「大統領執務室やエアフォース・ワン(大統領専用機)のような限られた空間に自由に出入りできる特権は保証されない」と述べた。一方で、ホワイトハウスでの一般的な取材許可証は、AP通信にも引き続き与えられる。

 ホワイトハウスでは、報道官による会見などは一般的な取材許可証だけで参加できる。だが、トランプ大統領に直接取材ができる執務室などでは、限られたメディアによる代表取材となる。

 AP通信は代表取材に加わる…

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