「米国第一主義」を掲げ、2期目の政権を発足させたばかりのトランプ米大統領とどう向き合うか。27日の衆院代表質問では、国際社会のみならず、日本にとっても最重要課題となるこの問題に各党の質問が集中した。
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自民党の森山裕幹事長は「(トランプ政権が)自国第一の姿勢を強めている」と指摘し、対応を問うた。首相は「(日本は)同盟国として責任を共有し、応分の役割を果たす用意があることを米新政権に伝えたい」と答え、安全保障面での日本の役割拡大を訴えていく方針を強調した。首相の発言には、トランプ氏が同盟国に対する「ただ乗り」批判を繰り返し、防衛費拡大などを迫っていることが念頭にある。日米両政府は首相が2月中にも訪米し、トランプ氏と首脳会談を行う方向で調整している。首相は「率直に議論を行い、日米同盟を更なる高みに引き上げたい」と意欲を示した。
野党側からはトランプ政権に…