トランプ米大統領は10日、ロシアの侵攻を受けるウクライナに、北大西洋条約機構(NATO)を介して武器を供給する考えを示した。すでにNATO側と合意したとしている。トランプ氏は最近、ロシアのプーチン大統領が即時停戦に応じないことに不満を表明しており、ウクライナ支援に消極的なこれまでの姿勢を変化させる可能性もある。
米NBCによると、トランプ氏は同日、インタビューに答え、6月にオランダ・ハーグで開かれたNATO首脳会談で米、NATO、ウクライナの3者間で成立したという新たな「取引」に言及。「我々はNATOに武器を送り、NATOが武器の費用を100%支払う。武器はNATOに送られ、その後NATOが(ウクライナに)それを渡し、NATOが費用を負担する」と説明したという。
「ロシアには失望しているが、今後数週間で何が起こるかを見守る」とする一方、「月曜日(14日)にロシアに関する重大な声明を発表するつもりだ」とも話したという。
国防総省は今月初め、米軍の…