2025年7月22日、米ホワイトハウスでフィリピンのマルコス大統領(右)を迎えるトランプ米大統領=ロイター

 訪米中のフィリピンのマルコス大統領とトランプ米大統領が22日、ホワイトハウスで会談した。トランプ氏は会談後、「貿易協定をまとめた」と自身のSNSに投稿した。米国はフィリピンに19%の関税をかける一方、米国は無関税でフィリピンに輸出できるようになるという。

 トランプ政権はこれまで、8月1日からフィリピンに20%の関税をかけるとしていたが、税率をわずかに引き下げる。東南アジアで関税協議が一定の合意に達したと米側が発表したのは、ベトナム、インドネシアに続いて3カ国目。

 トランプ氏は投稿で、フィリピンとの間で「軍事的にも協力していく」とも述べた。会談の冒頭では「フィリピンは軍事的に非常に重要な国だ。我々は素晴らしい軍事関係を築いている」と語った。米国とフィリピンは、南シナ海で圧力を強める中国への危機感を共有。第2次トランプ政権下で安全保障協力を深めてきた。

 一方、マルコス氏は記者団か…

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