トランプ米大統領は30日、ブラジルへの関税を50%に引き上げる大統領令に署名した。トランプ氏は9日に税率引き上げを表明しており、これが実行に移される。各国への税率のなかでも最高税率となる。
大統領令によると、新たな税率は署名の7日後から適用される。これまでは相互関税として最低限の10%が課されていたが、そこに40%が上乗せされる。
トランプ氏は米国の貿易赤字を問題視して、日本を含む各国に高関税をかけてきたが、対ブラジルは貿易黒字だ。異例となる高関税の背景には、トランプ氏と親しいブラジルのボルソナーロ前大統領がクーデターを企てた罪などで起訴されたことへの不満がある。
大統領令は「ブラジル政府は…